昔人の祈りがよみがえる |
3月 10日 | 御乙おとう祭(須佐神社) |
10月 1・2日 | 名田なだ祭(山口八幡神社)※印南いなみ祭 |
10月 4・5日 | 御坊祭(小竹八幡神社) |
10月 第一土・日曜 | 藤田祭(土生はぶ神社) |
10月 9・10日 | 森祭(須佐神社) |
10月 第三土・日曜 | 熊野いや祭(熊野神社) |
10月 第三土・日曜 | 塩屋祭(塩屋王子神社) |
七人の乙女が大幣を振る行事から「御乙祭」と称するにいたったという説がある祭りです。「御乙」とは頭屋制のおとうのことで、おとう祭は一年神主をつとめる者の交替、新官のための儀式となっています。昔からの形を遺した神事は厳粛なもので、今日でも多くの霊験が語られています。 |
名田なだ祭(山口八幡神社)※印南いなみ祭 秋祭りの幕開けとなる、御坊祭に次ぐ賑やかな祭りです。大漁、五穀豊穰を祈願して、神輿と若い衆が担ぐ6基の屋台が豪快にぶつかりあい、まち中狭しと練り歩きます。万治年中(1660年ころ)始まった雑賀踊といわれる「ケンケン踊」や奴踊、獅子舞などが奉納されます。 |
昔から「人を見たけりゃ御坊祭」と例えられたほどの日高郡きっての大祭で、県無形文化財の『けほん踊』等が奉納される他、四天王に扮した4人の子供を乗せた四ッ太鼓が勇壮に町を練り歩きます。 |
「喧嘩見ようなら藤田祭」と荒っぽさを誇る勇壮な祭りです。この祭りで舞われる「踊獅子」と称する獅子舞は、2人の鬼の持つ矛とささらの発する気配のみで踊りを演じる最も古い形の獅子神楽で、双頭4人立の非常に珍しいものとなっています。明治10年ごろはやぶさめも行われていました。 |
のぼりを立て屋台・四太鼓を差し上げて威勢を差し示す、各組の力比べは迫力があります。2頭が同時に舞う獅子舞は、荒海に鍛えられた漁村の獅子らしく勇壮活発で、全国青年団大会で最優秀賞も得た優れたものです。 |
もと「申酉さるとり祭」といわれ、霜月の申と酉の日に執行された郡内随一の大祭でした。明治41年に行われた神社合祀以降は祭りの形態が変化しましたが、屋台をかつぎ、地下廻りをする姿は、変わらず気勢あふれるものとなっています。 |
もとは旧暦9月9日に行われていた「重陽会ちょうようえ」です。祀られている主神の御神体が、天照大神の美しい御神像であったことから、別名を「美人王子」と呼ばれるになり、それにちなんで近年では「美人祭」と称されている祭りです。小学校の女児約10名が巫装束をつけ、巫神楽(越天楽)を奉納する様はたいへん可愛らしいものです。 |